「好きなこと×好きなこと」カポエイラ話で就活大成功した緑帯の三浦

僕はスティーブ・ジョブズが大好きです。
彼の個人的に大好きな有名なメッセージが以下になります。

「未来に先回りして点と点を繋げて見ることはできない、君たちにできるのは過去を振り返って繋げることだけなんだ。だからこそバラバラの点であっても将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていくと信じなくてはならない。」http://stayfoolish.jp/stay-hungry-stay-foolish

僕は基本的に冷めている大学生でした。そんな僕の数少ない好きなこと(点)が「カポエイラ」と「海外旅行」でした。

当時、受験や就職を通して出会った意識の高い同世代と触れて行くにつれて「カポエイラや旅行のような生産性の読めないことを続けるより、勉強したりより優秀なコミュニティに属する事を考えるべきなのでは・・・」と考えた時期もありました。

そんな中、上記のスティーブ・ジョブズのスピーチは僕に勇気を与えてくれました。生産性よりもパッションの方が価値が高い場合もあると学びました。

ちょうどその頃、マナブさんがドイツに赴任され現地でカポエイラをしている、小川さんが世界を渡り歩きカポエイラをしていると伺いました。この時僕は点と点、カポエイラと海外旅行を繋げてみようと思い立ちました。

まずはドイツ、マナブさんの所属していた団体に参加させて頂きました。
当時黄緑帯だった僕は「もっと上手くなってから参加しないと相手に申し訳ないのでは・・・」とか考えていましたが案外なんとかなりました。
夜はマナブさんと飲んで食べてヘッドバンギング・・・その節はお世話になりました!

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そしてカンボジア、途上国ではやはりスポーツの環境が整っておらず、アスファルトの上で練習を行いました。
しかも現地人は一人もおらず滞在をしている様々な国の方々が集まり練習を行っていました。

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さらにイタリア、前日にホーダがあって皆疲れているんだとかいう理由で僕ともう一人しか練習にはいませんでした。
しかしその彼が実年齢とカポエイラ歴が僕と全く同じということで非常に仲良くなりました。
メストレからご指導頂きましたが練習代●●€を取られました。

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次にスイス、今まで行った国の中で最も環境が整っていてテンポと似た雰囲気がありました。
全く見た事無い技を教わる事ができ、とても楽しかったのを覚えています。

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最後にオーストリア、前日までメールのやり取りをしていた先生が急遽練習に来ないこととなり何故か自主練に参加。
跳び箱相手にメイア ルーア ジ コンパッソやメイア ルーア ジ フレンチを50回ずつ連続で蹴らされてふらふらになりました。
その後は互いに見た事のない技や歌を教え合い、非常に良い雰囲気でした。
美人がいました。

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海外のカポエリスタのいい加減さは時に想像を絶し、実際にカポエイラをするまでには数々の苦労があります。
メールは返事来ないし急に練習は無くなるし場所は全く分からないし英語だし時に英語も通じないし僕はポルトガル語が出来ないし・・・
しかし苦労を超えた先にはやはり無上の喜びがあると思います。

カポエイラの捉え方は人それぞれだと思いますが、僕は「コミュニケーションツール」の一つだと捉えています。
留学中にサッカーやラグビーで友達を作った経験から、スポーツは時に言葉を超え、人と人を繋げる力があると確信しているからです。

竜太先生が常々おっしゃっていますが「テンポの中のみではカポエイラを半分しか楽しめていない」と僕も思います。
国内外問わず、時にカポエイラ界を脱しながらもカポエイラを通じて人とコミュニケーションを計ることも面白いと思います。
(ここら辺にビジネスチャンスもありそうだなとか思っていたり・・・笑)

カポエイラを通じて出会った仲間は、現代の競争社会においてなかなか得られないライバル関係や利害関係の無い繋がりだと思います。
つまり学生時代の仲間の次に最も自然体でいられる仲間なのではないかと時々思います。

と、こういった話を就活の面接で話していたら行きたい会社に行けました。
無事に東京配属となり今後もカポエイラは続けられそうです。
決して忙しさを言い訳にせず、自分で選んだ道に文句を吐かずに頑張りたいと思います。

また、就活中に個人的にお会いさせて頂いた竜太先生やESの添削をしてくださった吉増さん、お知り合いを紹介して下さった織田さんには本当に感謝をしております。
ありがとうございました。