カポエイラとストレッチ
カポエイラはそもそもブラジルの物なのですが、ブラジルでの練習は実はあまりストレッチをしません。
でもここ日本では、ストレッチをしっかりして、体が動く状態にしてから練習がはじまります。
ブラジルは暑いからあまりストレッチが必要ないのかも知れません・・・。
こちらではカポエイラで柔軟な身体になるまでのステップをご紹介致します身体がカタく悩んでいらっしゃる方は要チェックです。
柔軟な身体で一段階高みへ
ステップ1. レッスンは入念なストレッチから
カポエイラのレッスンは恐らく、格闘技の中では上位に入るぐらい、入念なストレッチをします。
その中にはヨガで使う動作や、体幹を刺激する動作を多く入れています。
いわゆるストレッチとは言っても、当団体で行うのは主にダイナミックストレッチと言って、動かしながら行う柔軟運動です。
もちろんスタティックストレッチと言う、じっくり伸ばす柔軟運動も行いますが、近年運動前に行うべきはダイナミックストレッチだと言う考え方が主流です。
カポエィラ・テンポはその考えの元レッスンは始まります。
最低でも15分は柔軟、ウォーミングアップに時間を取り、体がしっかり動く状態になってから本格的な練習に入ります。
なので、人によっては初日から、いつもの自分よりも動ける自分に出会える事があります。
さらにパフォーマンスの向上だけでなく、怪我の防止のためにもストレッチは大事な事です。
ステップ2. 足が上がるように
カポエイラは蹴り技が多く、いかに華麗に蹴るかが大事なので、もちろん高く足を上げるようにしていきます。
ですが、単純に股割りなどだけをしても、蹴りを蹴るためのストレッチとは言えません。
足を高くあげるためにはどこの筋肉を使って、どこを伸ばしているかを感じてもらえるように、様々な角度から体を伸ばしていきます。
そしてストレッチとは少し違いますが、足が上がるようになったら、蹴りを蹴るためにはどこをどう使うか、と言う事も教えて行きます。
足を上げるのと、蹴りを蹴るのは別の事なのです。
ステップ3.ストレッチを生かした技
体が既に柔らかい人、どこか一部分だけ、柔らかさに自慢がある人、カポエイラの練習に通ううちにかなり柔らかくなった人、様々な人がいますが、体が柔らかい人はその柔らかさを生かした技を身につける事ができます。
例えばブリッジが得意な人は、蹴りを蹴ったと思ったら突然ブリッジしてから移動する、蹴りをブリッジで避ける、などの技からはじまり、ブリッジからバク転のように起き上がる事もできるようになります。
段階を踏みながら、その人の持つ特技を生かせるようにしていきます。
もちろん、こう言った技は体が硬い人には向いていないので無理にやらせる事はしません。
その分、蹴りやジャンプ技など自分の得意分野を別に見つけて、伸ばしてもらいます。
おまけ. 何故か身長が伸びる人続出
19歳でカポエイラを始めてから、代表の須田は2年後ぐらいに気がづいたら身長が2cmぐらい伸びていました。
何故か良く女性に言われる事が多いのですが、同じく身長が伸びた人から報告を受けます。大体が30歳以上の大人ですよ。
カポエイラはジャンプする事が多いので、骨密度が上がるのは確実です。事実、須田は骨密度が高すぎて逆に困った事があります。
でも、一般的には骨密度は高い方がいいですよね。
姿勢が良くなる人も多いです。少なくともカポエイラ中は姿勢が悪いとキックがキレイに上がりませんし、自然とそうなっていきます。
日常では猫背でも、カポエイラ中はシュッとする人が多いです。
全身の筋肉が満遍なく鍛えられます。
それら様々な要素が絡み合った結果だとは思いますが、身長が伸びる人が多いです!
誰か研究してくれませんかね。笑
※全員必ず伸びると保証するものではありません!
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