カポエィラ・テンポ ブラジル本部はどんなところ

ブラジルのバイーア州

Rua Helvécio Carneiro Ribeiro, Nº14, Ondina, Salvador-BAHIA-BRASIL 40.170-060 ブラジルの北東部、 ブラジル最初の首都となったバイーア州のサウヴァドールと言う港町。

 

 

 

 

 

 

サルヴァドール。バーハの灯台側から

そこのオンジーナと言う、 海岸沿いの街にある家族経営丸出しの道場が メストゥレ ビンバ カポエイラ協会所属、カポエィラ・テンポ(正式名称グルーポ ジ カポエィラ ヘジォナウ テンポ。略称 グルーポ・テンポ)、ブラジル本部です。

 

 

 

 

 

オンジーナのビーチ。みんなここでバク宙とか練習します

ただこの”家族経営”の”家族”と言うのは、 血の繋がった家族と言う意味だけではなく、 ここの代表、”メストゥレ・トニー(メストゥレとは師範)”と妻の”アニー”にある意味拾われて育てられた 子供達を含む、広い意味での”ファミーリア=家族”です。

 

 

 

 

 

 

 

青い家が、道場です

彼らは自分達の”アカデミーア=道場”の事を、時に”カーザ=家”と言います。 仲間達の事を普通に”ファミーリア”と言います。 日本のメンバーたちに対してもです。 グループオリジナルの歌の中には他のグループより明らかに 平和、兄弟愛、団結をうたう歌が多いです。

 

 

 

 

 

 

 

1999年の時の3兄弟。左からダヴィ、ヴェフメーリョ29、フラカォン。肌の色が全部違う

メストゥレ・トニーとアニーの息子、”フラカォン(本名エルメス)”と共に育った 拾われた子供2人(実際は家族と暮らしていたが当時の状況は複雑)、 ”ダヴィ”と”ヴェフメーリョ29(本名ジョルジェヴァウ)”は 互いに自分達の事を本当の兄弟と言ってはばかりません。

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスイベント。地元の誰でも来て良いのです。

アカデミーア兼住居のここには常に近所の誰かが立ち寄り、 地域社会に溶け込んでいるカポエィラの姿をここでは見られます。

 

 

 

 

 

 

本当にカポエィラ大好き

ストリートチルドレンに落ちたり、10代での妊娠率が異常に高いこの地域で、 「やる事ないならカポエィラがあるよ、ここでみんなで過ごそうよ」 と、無料で子供たちにカポエィラを提供しています。ユニフォームまでも。

 

 

 

 

 

 

マクレレーと言うダンスを地元のみんなに披露

カポエィラと言う文化を通じて、 「自分は誇り高い文化を持っているブラジル人だ」 と、子供たちは自信を持つといいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メストゥレ・ビンバの肖像に敬礼してホーダがはじまります。

週1回、木曜の夜のホーダ(カポエィラの集会・発表会)には近所の子供達や、 生徒の友達や家族が毎回気軽に(気軽すぎるかも)見学に来ます。

 

 

 

 

 

 

 

右がメストゥレ・ビンバで左がメストゥレ・ヴェフメーリョ27

まだまだ小さいグループで、 世界中のどこのカポエィリスタにも知られていたりするわけではないですが、 伝統のあるスタイル、メストゥレ ビンバの創始したカポエィラ ヘジォナウを その時代の形から大きく崩す事なくやり続けているため、生徒たちは誇りを持っています。 (トニーはメストゥレ ビンバの弟子のメストゥレ ヴェフメーリョ27の生徒)

 

 

 

 

 

2009年の日本のイベントで大暴れ

そしてメストゥレ・トニーはカポエィラ的な筋をしっかり通す、江戸っ子の様なオヤジです。 多くの同年代の仲間たちが、お世話になった人を捨てる中、彼はしっかりその人を支え続けたり…。

 

 

 

 

 

 

 

ヴェフメーリョ29が教えてた体育施設。

そんな父親、メストゥレ・トニーに育てられた生徒たちはいつしか多くのイベントに呼ばれたり、 数多くの学校での指導で引っ張りだこになったり、 サルヴァドール最大のフィットネスクラブで芸能人達に教えるまでになりました。

 

 

 

 

 

 

 

サルヴァドールのカーニヴァルでのデニー

ブラジル音楽好きなら誰でも知っている超有名バンド、 チンバラーダのヴォーカルのデニーも心の底からこの家族を気に入り、ミリオンアーティストなのに いちカポエィリスタとして日々練習に来て、普通に本気で闘っています。 先日はプロフェソールの一人がロンドンオリンピックの閉会式に出演したり…。

 

 

 

 

 

日本でのカポエィラ体験ワークショップで指導している先生たち

「ホーダの中で起きている事だけがカポエィラではない。」 この言葉を教えてくれ、そしてその意味も教えてくれるこのグループは、 カポエィラを通じて各人を人間的に成長させ続けています。

 

 

 

 

 

兄弟子メストゥレ・バンバとメストゥレ・トニー

そして成功していく生徒たちがいつでも気軽に立ち寄れる家として今日もジンガし続けています。

 

 

 

 

 

 

 

 

2012年の日本支部の昇段式

日本支部はそんなブラジル本部の影響を受けているので、 「ちょっとマジメ」 です。 間違いのない様に、来て下さるみなさんにちゃんとしたカポエィラを教えようと日々頑張っています。

 

 

 

 

 

 

 

フィットネスクラブでカポエィラ。(渋谷ドゥミルネサンスのクラスが変更になりました)

コナミスポーツ府中担当たかゆき先生

カポエィラ・テンポは、エアロのイントラさんやヨガのイントラさんなど、メンバーや生徒さんにフィットネス関係の人が結構多いんですが、実際にフィットネスクラブでレッスンも行なっています。

教えに行っているのは、ちゃんと教えても良いとブラジルの先生に認められる段階の帯を巻いているインストラクターです。

青帯のカツオは、まだ4段階目の帯なので、教えてもいいけどあくまで俺の管理の下でですが。

普通のカポエィラ教室と違って、フィットネスクラブのスタジオプログラムとしてのカポエィラは、色々と制約や気をつける事、マナーなどがあって実は結構難しいんですよ。

ソレを感じさせないように、会員さん達には楽しんでもらうってわけですねー。

カポエィラ・テンポはフィットネス業界のメンバー達の助けもあり、フィットネスクラブ側からの評判もとても良いので、色々と依頼が来ます。

その全てに応えられないのが申し訳ないですが。

今現在、定期的に行なっているのは、3つになります。

一番長くやっているコナミスポーツクラブ府中、土曜のスタジオプログラム、そして有料クラス。
こちら担当しているのは、元ディズニーランド「ミニー・オー!ミニー」ダンサー、
爽健美茶 黒冴CMや多くのPVに出演、
鍼灸師、柔道整復師などの国家資格、3つを持つ体のプロ、
益田たかゆきです。

彼のブログはこちら。土曜コナミスポーツ府中クラスの様子をメインに更新しています。

タカユキのブログ 土曜コナミスポーツ府中 カポエィラクラス

30分の無料クラスはカポエィラの基本の基本を少しだけ体験してもらうクラス、
そしてその後の有料クラスは結構本格的にやっています。アクロバットも楽器も歌も。
こんなに自由にやれるのは、クラブ側との関係がとても良い証拠ですね。

先日開催されたカポエィラ・テンポ本部でのホーダ(カポエィラ発表会)は、第5土曜でコナミスポーツカポエィラクラスが休講だったので、会員さん達みなさんで観覧に来ていました。
みなさん仲いいです。

ドゥミルネサンス渋谷担当カツオ先生

そして2つ目は自分がやっている、ティップネス新宿(ティップクロス新宿)の火曜19:35のカポエィラ45。
こちらは無料のスタジオプログラムです。

去年、2011年の4月にスタートして、それから1年間、ティップネスの旗艦店である新宿のゴールデンタイムのAスタジオを担当させて頂きました。

長くいる会員さん曰く、新宿のこの時間、このスタジオで1年も維持できる格闘系のプレコリオじゃない(振り付け系じゃない)プログラムはかなり異例だったんですねー。

しかし今年の4月からは時間も早く19:35からになり、ちょっと狭いBスタに移動しての再スタートとなりました。

会社員的には厳しい時間で、しかもジムの奥にあり人目につかない狭いBスタになったり、同時間にAスタでやっているエアロが凄い人のレッスンだしと言う事で、こりゃ厳しいなーと思いましたが、既に半年、Bスタでカポエィラやるには限界な人数を毎回集客して続けています。

会員さんの雰囲気がとても良いんですよね。
みなさんのおかげな部分が相当大きいと思います。

そしてちなみにこのティップネス新宿のカポエイラクラスは、毎回アシスタントが1~3人来てくれています。

自分1人でももちろんレッスンはできるんですが、会員さんにカポエィラの魅力を少しでも多く味わって貰いたい、それも安全に、と言う事でこう言う形になっています。

これはカポエィラ・テンポのフィットネスクラブでのレッスンの基本的な考え方、形です。
アシスタントを呼ぶ事によってギャラが増えるわけではないのですが、ソレよりも大事な事があると思っているのです。

レッスンの最後にちゃんとした形でのカポエィラのパフォーマンスも見せられるのもウリですね。

そして3つ目のレッスンは、土曜の林先生レッスンに代わり、
新たに火曜21:00からのクラスをカツオ先生がやる、
ドゥミルネサンス渋谷です。

ティップネス中野で半年レッスンをやっていたカツオ先生ですが、
時間がなんとティップネス新宿の俺のレッスンと丸かぶりだったので9月いっぱいで終了。
10月から、今までの俺のクラスのアシスタント経験やティップネス中野での経験を活かして、再スタートをします。

そんな彼のブログはこちら
カポエィラのお兄さんカツオのブログ(ありがとう×1,000×everyday)

某超有名テーマパークの現役ダンサーでもあります。
雑誌Tarzanの腹筋選手権のチャンピオンでもあります。
ワコールのモデルもした事があったり。

そんなカポエィラのお兄さん、カツオ先生のレッスンを是非お楽しみに。